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Channel: サレログ❤︎#永田紗戀#花咲く書道#花書
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私をほめてくれた、小学校2年生の担任の先生と。

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日曜日ですが絶賛繁忙期。朝からず~っとお仕事中ですApple 6colors

家族がデスクの周辺で
テレビをみたり遊んでいたりしているのを
心地よいBGMにしていましたが昨日も今日も二人は公園へ。
窓辺から溢れる太陽の光りがまぶしくて
ちょっとうらやましいなぁ~とおもう午後。


+ + + + +

昨日、ちょっと書きましたがうれしかったこと。
先日、こんな記事を書きました。

それでわたし、昨日ようやく
わたしが書道家になろうと決意した言葉をいってくれた
小学校2年生のときの担任の先生と電話がつながったのです。


先生に贈る手紙も、書いてはやめて書いてはやめて・・・
贈りたいものはたくさんあります。

でも・・・・
やっぱり先生にお電話してから
贈るべきだとおもっていました。


「先生、覚えてらっしゃらないとおもますが、わたし、○○リサです」
もう、名乗る事はないだろうとおもっていた父の苗字を久々に発した途端
こみあげるものをおさえるのに必死でした。

「先生に言われた言葉をはげみに書道の先生になりました」

言っている途中でもうたまらなくなって
リビングにかけていた椅子から立ち上がって
ひとりおじぎをしました。


声が当時と変わらない先生。


「・・・あ、りさちゃん?」

星の数ほどの子ども達を教えている先生は
きっとワタシのことをしっかりと記憶しているような感じではやっぱりなくて
でもそれがとっても安心して。

「もしかして妹さんもいた?」

先生の記憶が少しずつ広がっているような気がしたが
それさえもご迷惑をかけている気がして


わたしは特に派手な生徒ではなかったし
すごい問題を起こした記憶もないし
でもそんな過去のわたしを思い出してほしいわけではなくって


「先生がわたしをほめてくれたことを今でも覚えていて
それがきっかけで、今までやってこれたんです。

わたしは・・・
わたしも・・・そういう先生であろうと、今、子ども達とも、大人達とも・・・」

言いながら、なんだかもうわけがわからなくなったのです。


「先生、ありがとうございました」

言った途端に心のなかにずーっとあった
なんともいえない、重いものがどこかに落ちた気がしました。




小学校の私がよみがえるようでありました。


手をあげるのも、恥ずかしい。

新しいお友達と知り合うのがこわくて、いつも強い子の後ろにいて。

絵が好きだったけれど、他にもっとうまい子がいて。

足も早かったけれど一番ではなくて。

背が小さかったけど一番小さい訳でもなくて。

習い事も途中ですぐにやめちゃうようなダメなタイプで
書道だけは好きだっただけで。

学校の成績もほとんど3。特徴なし。

顔も片目だけが熱を出したりすると、たまに二重になるのですごくいやだった。
(だから必死に片方を二重に爪でしたという・・・)

それこそ書道も、それなりにうまかっただけで
毎回トップではなくて。

とにかく私って、すっごくこう、なんというか。。。



でもそんなわたしに先生は、いつも笑顔でほめてくれた。
こわい先生だったけれど、先生ほど優しい人はいないってずっと想っています。



その先生とつまり30年近くぶりに話したのです。



実は先生、わたしのことを知っていました。
WEBサイトをみてくれていたそうです。
でも誰だか全然わからなかったそうです。


親が離婚したこと、苗字がかわったこと
いろんなことがあって高校中退したこと。


先生が色々聞いてくれた後に




「りさちゃん、がんばったんだねぇ」



そう電話口から当時と変わらない口調でおっしゃってくれました。




それを聞いて、(そんなことないです)と首を降りながら
我慢していた涙がとめどなく流れて




「りさちゃん、わたし、嬉しいです」
「今も涙が出ます」




先生のその言葉を聞いて
私が確実にこの先生の言葉たちで育ち


そしてわたしは
この浦安で生まれ育ち

そこには先生たちのお力添えがあったわけで

なんだかなんともいえない気持ちになりました。




最近、というかもう数年そうですが
とても色々なことが重なって
自分の想う以上の広がりに対する喜びと同時に
恐怖感を隠せない日も増えました。



わたしはもしかしたら先生に背中をもう一度押してほしかったのかもしれません。



先生の声を聞いた途端に
昔のワタシが私に話しかけてきました。

「先生みたいな先生になれてる?」


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First作品集「私はここにいる」より


先生のためにも
私は負けていられません。

自分を信じて、自分らしく、一歩ずつ進んでいきます。

先生ありがとうございました。
そして先生の連絡先を教えてくれた浦安の先生もありがとうございました。



永田紗戀


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